疲労が原因で不眠

毎日の仕事や主婦業、立ち仕事の疲れはもちろん、座りっぱなしの腰や首への負担やPCによる眼精疲労、家事育児に通勤ラッシュと、現代人の生活に身体的疲れはつきものです。
それだけ疲れたら、よく寝れるという方も多いですが、疲れているのに眠れないという症状に悩まされている人が多発しています。
眠れない。その原因の正体は「疲れすぎ」にあると言われています。
疲れているからこそ、気持ちよく眠れると思っていましたがそういうことばかりではないようです。
疲れてすぎていると逆に脳が高揚して自律神経のバランスを崩してしまうのです。
疲れすぎに加えて、不安や考え事などがあるとさらに眠れなくなります。
疲れすぎによる不眠の対策は?

疲れによって、寝る前まで脳が高揚して眠りにくくなっている場合、自律神経のバランスを整えながら入眠に持っていくという手があります。
自律神経は体温や精神面に関係するところが多いので、生活の中で温めたりリラックスしたりすることでスムーズに入眠まで持っていくことが可能です。
暑すぎないお風呂にゆっくり浸かる

人間の自律神経は、元気が出る交感神経とリラックス効果のある副交感神経がバランスを保っています。寝る前にお風呂などで体を温めることで副交感神経が優位に働いてスムーズに眠りへと誘います。
暑すぎると逆に交感神経が活発になり覚醒作用が働いてしまいますので、38~40度程度のお湯に温まるくらい使って見てください。
ただ、睡眠直前の入浴は逆効果になってしまう可能性があります。体を温めた後、その温度が下がってくるときが入眠としてはベストなタイミング。就寝の2時間前くらいにお風呂は済ませ、それまでは暖かい飲み物w飲んだり本を読んだりしてリラックスして過ごしてみましょう。
暖かい飲み物を飲んで眠る

こちらも同様、ホットなドリンクを飲んで体を温めるとリラックス効果が期待できます。もちろん、カフェインは入らないほうがいいので、コーヒーや紅茶よりも、ハーブティーやホットミルクがおすすめ。特におすすめなのが酒粕あまざけです。酒粕には睡眠の質をあげる効果が期待できるという研究結果も出ていますよ。
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テレビやスマホは控える

テレビやスマホのブルーライトは、脳に刺激を与えるので眠りにくくなると言われています。それに、テレビやスマホは、飽きられないように興味を持つような情報が垂れ流しにされています。
それだけで色々考えてしまったり、脳が高揚する原因になってしまいます。次から次に出てくる情報を眺めているとキリがなくやめられなくなってしまいます。
脳に刺激を与えると、せっかくリラックスモードだった体がまたアクティブモードに切り替わってしまい、入眠の妨げになります。
それでも、もし何かを読みたいという場合は、本の方が良いです。それも情報が錯乱していない専門書などがオススメ。
お酒は控えめに

適量のお酒は体を温めてくれたりと睡眠の効果が期待できますが、人によっては効果もまちまちですし、その上飲みすぎてしまうと逆効果。飲みすぎるとアルコールを分解するために内臓が活発に働かざるを得なくなり、深く眠れないのです。
他にも、アルコールの利尿効果による尿意や、脱水で喉が乾いたりするせいで起きてしまうということもあり、余計に眠りが浅くなります。
ついつい飲みすぎてしまうという人は、飲まずに寝てしまった方が睡眠の質は上がり、眠りやすくなるでしょう。
最後に、眠れなかったら一旦寝ない!というのも一つの手

眠れない!それがやはりストレスになってしまいます。その場合は、いっそのこと眠たくなるまで眠らないというのも一つの手です。
無理やり、電気を消して、布団に入って、横になっても眠れないときもあります。人は一日寝ていない事だけが原因で、生活に支障が出ることはほとんどありません。
眠らなきゃいけない!という考えが、逆にストレスになることもあるのです。
好きなアロマを焚いたり、本を読んだり、しっとりとした音楽を聞いてリラックスしながら過ごして、眠くなるのをゆっくり待っても大丈夫。